シール・ステッカー・ラベル
シール・ステッカー・ラベルの自由サイズの入稿データの作成方法について解説します。
\まずはじめに/
IllustratorとPhotoshopの入稿のみ受け付けております。
自由サイズでは、ご自身で1からデータを作成していただきます。
サイズの設定
塗り足しの作成が必要なため、幅・高さは仕上がりサイズより10mm以上のゆとりをもって作成するのがおすすめです。サイズを入力する際、単位は”ミリメートル”にしてください。
ヨコ90mm×タテ90mmの仕上がりを希望の場合
ドキュメントのサイズをヨコ100mm×タテ100mmで入力
デジタではお客様が制作されたサイズそのままで印刷いたしますので、必ず原寸で制作してください。
カラーモードの設定
入稿データのカラーモードは必ずCMYKに設定してください。
RGBで入稿された場合、デジタの基準に基づきCMYKに自動的に変換いたします。
また、特色(スポットカラー)で入稿された場合も同様に、CMYKに変換いたします。
Photoshopの場合、ビット環境設定を8bitにしてください。16bit,32bitには対応していません。
手順
Illustrator
新規ドキュメント設定
新規ファイル>カラーモード>CMYKカラー
Photoshop
新規ドキュメント設定
新規ファイル>カラーモード>CMYKカラー・8bit
解像度の設定
Illustratorの場合は「ドキュメントのラスタライズ効果設定」の解像度を高解像度(300ppi)に設定してください。
Photoshopの場合は「画像解像度」の解像度を300pixel/inch以上にしてください。解像度の数値が300以下の場合、印刷した際に出力が荒くなる可能性があります。
手順
Illustrator
ドキュメントのラスタライズ効果設定
高解像度(300ppi)を選択
Photoshop
解像度
“300”と入力し、単位を”ピクセル/インチ”に設定
デザインを始める前にデータ作成に必要なレイヤーを用意してください。Photoshopはカットラインレイヤーは不要です。
ホワイトインクを追加される場合は、”ホワイト”レイヤーも追加してください。
手順
1.新規レイヤー作成
レイヤーウィンドウの右下のまたはをクリック
2.レイヤー名の変更
レイヤーウィンドウのレイヤー名をダブルクリックし、名前を変更
3.レイヤー順
以下のレイヤー順になるよう、レイヤーウィンドウでレイヤーをドラックで移動
レイヤー順
Illustrator
カットライン
デザイン
ホワイト※
Photoshop
デザイン
ホワイト※
※ホワイトインクを注文していない場合、ホワイトレイヤーは不要です。
デザインは必ずデザインレイヤー内に作成してください。他のレイヤーにデザインが入っているとデータ不備となります。
シールやステッカーを実際にカットするためのラインです。カットラインはトンボではなく、パスで原寸サイズで作成してください。ご注文のサイズとカットラインのサイズが異なる場合、どちらが正しいサイズか判断できません。
納品形態によって最小サイズのルールが異なります。下記ルールに従って作成してください。
※大部数シール印刷/大判ステッカー/フロアステッカー/ウォールステッカー/裏面印刷の最小サイズは納品形態のルールとは異なります。各注文ページでご確認ください。
※大判ステッカー/フロアステッカーはカットパス数が40パス以内に収まるようにカットラインを作成してください。
1㎠かつ短辺が5mm
1シートに複数枚
ロール納品
ハーフカット
ヨコ34mm×タテ34mm
1枚四角カット
ヨコ40mm×タテ40mm
四角形裁ち落とし
台紙ごとカット
ハーフカットも含む全てのカットラインはカットラインレイヤーに入れてください。
カットラインの線の色について指定はありません。
四角形裁ち落としの納品形態で注文した場合、必ずカットラインは直角の四角形にしてください。角丸四角形の場合は台紙ごとカットでご注文ください。
カットラインは角R2mm以上の緩やかな形状をおすすめいたします。納品形態が台紙ごとカットの場合は、弊社では図のように角R0.5mm、大判ステッカーの場合は角R2mmほどの丸みをつけてカットさせていただいておりますのでご了承ください。
1つのカットラインの面積が1㎠以上かつ短辺が5mm以上必要です。
図のように10mm×10mmや5mm×20mmのサイズであればOKです。反対に4mm×30mmのように1㎠以上あっても短辺が5mmを下回るサイズはカットできません。
隣接するカットラインが近すぎると不備データとなってしまいます。必ずハーフカット同士の間隔は2mm以上あけてください。
マルチシールのような内側にカットラインを追加する場合も外側にカットラインが必要です。
トンボではなく、パスで作成してください。
大切な情報や、切れると困るデザイン、ハーフカットは1番外側のカットラインより内側に余白を設けて配置して下さい。
カットズレなどによりカットラインのギリギリに配置されている文字やイラストは、わずかにズレが生じただけで切れてしまう可能性があります。
最低限必要な余白の値は商品や納品形態ごとに異なります。
2mm
1シートに複数枚
台紙ごとカット
1枚四角カット
ロール納品
3mm
四角形裁ち落とし
5mm
大判ステッカー
四角形裁ち落とし
台紙ごとカット
背景やイラストなどは、カットラインの外側まではみ出すようにデザインを伸ばしてください。
仕上がりサイズであるカットラインぴったりで作ってしまうとカットがズレた時に下地が見えてしまう場合があります。
この伸ばした部分を「塗り足し」といい、印刷物をきれいに仕上げるために必要になります。
最低限必要な塗り足しの値は商品や納品形態ごとに異なります。
2mm
1シートに複数枚
台紙ごとカット
1枚四角カット
ロール納品
3mm
四角形裁ち落とし
5mm
大判ステッカー
四角形裁ち落とし
台紙ごとカット
デジタではインク総量の上限を300%と定めています。インクの総量が300%を超えた場合は、不備データとなりますのでご注意ください。
リッチブラックを希望の場合は、C30% M15% Y15% K100%で作成してください。
※印刷機によってはリッチブラックよりも、K100%の方が濃度が高く見える場合があります。
ラベル印刷のシートラベルで単色印刷をご希望の場合は必ずK(黒)でご指定ください。
デザイン内に画像を配置する場合も、カラーモードがグレースケールに設定された画像を使用してください。
※印刷機によってはリッチブラックよりも、K100%の方が濃度が高く見える場合があります。
透明や金、銀、ホログラムなどの紙種でホワイトインクを追加した場合は、ホワイトインクのデータ作成をする必要があります。別ページにて作成方法をご覧ください。
IllustratorとPhotoshopでは制作方法が異なります。
お使いのソフトを選択し、手順に従って入稿データを作成してください。
Illustrator.1
デザインを制作したら、レイヤーロックとオブジェクトのロックが解除されていることを確認し、全てのデータを選択してアウトラインを作成してください。
手順
1.すべてのオブジェクトを選択
選択>すべてを選択
2.アウトライン化
書式>アウトライン
Illustrator.2
画像を配置している場合は、すべての画像を必ず「埋め込み」してください。「埋め込み」にするとIllustratorファイル自体に画像のデータが取り込まれるため、画像データを別でご入稿いただく必要はありません。
手順
1.リンクウィンドウを開く
ウィンドウ>リンク
2.画像を選択
3.画像を埋め込み
ウィンドウメニュー>画像を埋め込み
Adobe Illustrator2021以前のバージョンでは、埋め込み画像とリンク画像の表示が異なります。
ファイルにアイコンの表示がない場合には、リンク画像になっているため「画像を埋め込み」を行なってください。
Illustrator.3
データチェックトラブルを防ぐため、保存形式は必ず.aiにしてください。
保存した後にファイルを圧縮してデータ入稿してください。
Photoshop.1
デザイン作成する際に使用したレイヤーは1枚の「デザイン」レイヤーとして結合してください。テキストレイヤーや非表示レイヤーなどの不要なレイヤーを残しておくと、トラブルの原因になることがあります。結合する際には、削除禁止レイヤーと各サイズのフォルダと背景レイヤーは結合しないでください。
手順
1.デザインに使用したレイヤーを選択
2.レイヤーを結合
レイヤー>レイヤーを結合
Photoshop.2
データチェックトラブルを防ぐため、保存形式は必ず.psdにしてください。
保存した後にファイルを圧縮してデータ入稿してください。
データ不備があると、再入稿が必要となります。
よくご確認の上、データをご入稿ください。