パッケージ印刷
自由サイズ 紙箱の入稿データの作成方法について解説します。
\まずはじめに/
パッケージ印刷の自由サイズ 紙箱では、Illustratorの入稿のみ受け付けております。
まだダウンロードしていない方は下記から入稿用の展開図をダウンロードしてください。
カラーモードの設定
入稿データのカラーモードは必ずCMYKに設定してください。
RGBで入稿された場合、デジタの基準に基づきCMYKに自動的に変換いたします。
また、特色(スポットカラー)で入稿された場合も同様に、CMYKに変換いたします。
手順
ドキュメントのカラーモードを変更
ファイル>ドキュメントのカラーモード>CMYKカラー
解像度の設定
「ドキュメントのラスタライズ効果設定」の解像度を高解像度(300ppi)に設定してください。
解像度の数値が300未満の場合、印刷した際に出力が荒くなる可能性があります。
手順
1.ドキュメントのラスタライズ効果設定を開く
効果>ドキュメントのラスタライズ効果設定
2.解像度を300ppiに変更
ダウンロードした展開図には、制作時に必要な情報が入った「パッケージ」レイヤーがあります。そのレイヤーの中にはデザインを配置しないでください。
必ずパッケージレイヤーの下に新規レイヤーを作成し、その中にデザインをしてください。
また、レイヤー名やレイヤー順、テンプレートに初めから入っている情報を変更しないようにしてください。
テンプレート内のピンクの線はパッケージのカットラインです。大切な情報や、見えなくなると困るデザインは線から内側3mm余白を空けて収めて配置して下さい。
カットズレなどによりカットラインのギリギリに配置されている文字やイラストは、わずかにズレが生じただけで切れてしまう可能性があります。
ピンクの線まである背景やイラストなどは、線から外側3mmほどはみ出すようにデザインを伸ばしてください。
仕上がりサイズであるピンクの線ぴったりで作ってしまうとカットがズレた時に下地が見えてしまう場合があります。
なお、交点の塗り足しの部分は45度に切り取ってください。この伸ばした部分を「塗り足し」といい、印刷物をきれいに仕上げるために必要になります。
底面にリサイクルマークやバーコードなどを印刷される例がありますが、赤色の部分は組み立てた際に隠れてしまいます。隠れては困る文字やデザインは配置しないでください。
地獄底箱
ワンタッチ底箱
デジタではインク総量の上限を300%と定めています。インクの総量が300%を超えた場合は、不備データとなりますのでご注意ください。
リッチブラックを希望の場合は、C30% M15% Y15% K100%で作成してください。
※印刷機によってはリッチブラックよりも、K100%の方が濃度が高く見える場合があります。
紙箱でクラフト紙を選択し、ホワイトインクを追加した場合は、ホワイトインクのデータ作成をする必要があります。別ページにて作成方法をご覧ください。
パッケージ印刷の自由サイズ 紙箱はIllustratorのみ対応です。
お使いのソフトの手順に従って入稿データを作成してください。
Illustrator.1
デザインを制作したら、レイヤーロックとオブジェクトのロックが解除されていることを確認し、全てのデータを選択してアウトラインを作成してください。
手順
1.すべてのオブジェクトを選択
選択>すべてを選択
2.アウトライン化
書式>アウトラインを作成
Illustrator.2
画像を配置している場合は、すべての画像を必ず「埋め込み」してください。「埋め込み」にするとIllustratorファイル自体に画像のデータが取り込まれるため、画像データを別でご入稿いただく必要はありません。
手順
1.リンクウィンドウを開く
ウィンドウメニュー>リンク
2.画像を選択
3.画像を埋め込み
ウィンドウメニュー>画像を埋め込み
Adobe Illustrator2021以前のバージョンでは、埋め込み画像とリンク画像の表示が異なります。
ファイルにアイコンの表示がない場合には、リンク画像になっているため「画像を埋め込み」を行なってください。
Illustrator.3
ダウンロードしたデジタの展開図は形式が.svgになっています。.svgはレイヤーの情報を保持する事ができません。
データチェックトラブルを防ぐため、保存形式は必ず.aiにしてください。
保存した後にファイルを圧縮してデータ入稿してください。
データ不備があると、再入稿が必要となります。
よくご確認の上、データをご入稿ください。