ホワイトインク
ホワイトインクを使用することで、より幅広い表現が可能になります。ホワイトインクは紙自体に始めから色がついている素材に使用することが可能で、一つのデザインの中にもホワイトインクを部分的に使用するなど、ホワイト印刷はアイデア次第で白い紙への印刷とは異なる表現が可能となりデザインの幅も広がります。
CMYKそれぞれの濃度を10〜100%の10%刻みでカラーチャートにしたものをホワイトインクありとなしで実際に印刷したものが下図です。
ホワイトインクなし
ホワイトインクを使用しない場合、印刷が紙の色に影響されます。ホワイトインクを使わない場合、紙の風合いを活かしたデザインをすることができます。
ホワイトインクあり
ホワイトインクを濃度100%の上にカラーをのせた場合、左図のようになります。ホワイトインクを使用することで、クラフト(素材)に影響され辛くなり、はっきりとした仕上がりになります。
ホワイトインクのみ
ホワイトインク部分は基本的には濃度100%をおすすめしています。例えばホワイトインク部分が50%の場合はインクが薄くなり下地の素材が出てしまいます。
制作方法
Illustrator
1.最下部に
ホワイトレイヤーを作る
まずはレイヤーパレットの新規レイヤーボタンを押し、最下部に移動してレイヤー名をホワイトにしてください。
レイヤー名をダブルクリックすると名前を変更できます。
2.ホワイトレイヤーは
グレースケールで制作
ホワイトデータはグレースケール(K)のみで制作してください。グラデーションを使用する場合は(K)0%〜(K)100%の間で制作してください。
注意事項
・グレースケール(K)以外でのホワイトインクの指定はできません。
・必ず新規にホワイトレイヤーを作成しその中に制作してください。